大学で勉強しながら黄金町の地域防犯まちづくり拠点Kogane-X Lab.でまちづくり活動を行なう横浜市立大学 鈴木・国吉ゼミ・ゼミ長の高津茜さんです。
_大学のゼミで「黄金町のまちづくり」を選んだ理由を教えてください。
高津:高校生の時からまちづくりに興味があり、横浜のまちづくりを実践的に取組める鈴木・国吉ゼミに入りました。「黄金町班」を選んだのは、座学ではなく実際に地域に身をおき学べることと、何度かまちを訪ねるうちに感じていたまちの居心地や下町っぽい陽気さ・親しみやすさに惹かれたからです。
_住民の方と一緒にイベント運営をしたり、対話を重ねたりする中で、自分自身に変化はありましたか?
高津:最初は地域のみなさんとのコミュニケーションの仕方がつかめなかったり、学生の間でも意見がまとまらないままイベントを進めようとしてうまくいかなかったりと苦労もありました。
でもその度に地域のみなさんが厳しくも暖かくフォローをしてくれ、イベントの成功を一緒に喜んでくれました。
私達大学生は、普段限られた大人としか接する機会がなく、どうしても同世代の中だけで完結しがちです。活動の中で様々な大人と一緒に考え、行動することは本当に貴重で、社会人として必要な基本的な部分を経験させてもらっていると感謝しています。
_2013年4月からゼミ長として、黄金町のまちづくりに深く関わり活動終了まであと半年。抱負はありますか?
高津:私達7期の活動テーマは「住民がつながるまち」。先輩方がこれまでに培ってきた地域・警察・小学校などとのつながりの強化が、より一層のまちの安全・安心に繋がると考えています。イベントや大学生ならではのアイデアを通して、まちに関わるひと同士が分け隔てなくつながっていく「架け橋」になれればと思っています。