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2022/11/11(金)A Small, Good Thing −積み重ねることで生まれること−A Small, Good Thing


作品とは、いつ、 どこから、 どのようにして、生まれてくるのか。それは、この世界に突如として出現するわけではない。作家という生き物の手によって、少しずつだが確実に骨格や輪郭を与えられ、最後に作品として完結するのだ。本展 ‘‘A Small, Good Thing’’は、作品それ自体に加え、それが現前するに至った小さいながらも重要な軌跡を公開する試みである。 ドロ ー イング、 イメ ー ジ、言葉、 モノ、一本の線、 など、 日々作家の手によって積み重ねられる小さな断片の数々を、それらが結実することで生まれた作品(という奇跡)とともにお届けする。

開催概要

A Small, Good Thing −積み重ねることで生まれること−
会期|2022年11月25日(金)〜12月11日(日)
時間|13:30〜19:00
会場|高架下スタジオSite-Aギャラリー
休場日|11月28日(月)、12月5日(月)
主催|特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター
※入場無料

参加アーティスト

《周遊す》 2019
水粘土

神田茉莉乃
Marino Kanda

1995年神奈川県生まれ。2018年武蔵野美術大学建築学科卒業、2020年現在、東京藝術大学美術研究科彫刻専攻に所属。2020年より黄金町AIR参加。陶土による造形から始まり、建築、彫刻を学ぶ。塑像、油絵、映像、作品の図面制作などを行う。人が何によって空間を認織するのか、また空間とはどのような要素によって成り立つのか、個人の視点と距離と空間の関係、など「空間」についての疑問から作品を制作する。

《ときのしずく》2020
砕いたサンゴ礁、水、ペットボトル、アクリル製水盤、テグス、針金

SUZUKIMI
SUZUKIMI

女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業、渡仏、カメルーン奥地にてピグミーと暮らす。
2018~19 第54,55回 神奈川県美術展平面部門(神奈川)、2020 成果展 Road si de Picnic Exhibition 黄金町エリアマネジメントセンター(神奈川)、2020~2021 黄金町バザール 黄金町エリアマネジメントセンター(神奈川)、2022 はならぁと2022 さてらいと 橿原・今井エリア(奈良)

《無題》 2022
箱、色鉛筆、アクリル絵具、水彩絵具、ペン 

寺島大介
Daisuke Terashima

2019年より黄金町AIRに参加。マーカー、スタンプ、鉛筆、ペン、インク、絵具等を用い、 素材の劣化や変化を抱えながら終わりの見えない制作過程のなかで生まれる深みと平面性の間に生まれる緊張感を作品にこめて制作を行なっている。絵画の画面に残される筆致や作品が置かれる状況によって、場の持つ歴史と時間の流れを表現する。 

《ケアンの首達 The Spirits of Cairn》 2018
7min 7sec.

副島しのぶ
Shinobu Soejima


美術家・立体アニメーション作家。「物事の非永久性」や、生と死、光と影など対立するもの同士の狭間をテーマに、経年劣化の伴う自然物を取り入れた立体アニメーションの短編映画や映像作品を制作。主な受賞歴に第86回オーバーハウゼン国際短編映画祭 Special mention by Ecumenical Jury 賞(2022)、第22回 メディア芸術祭 (2018) 審査員推薦作品、アートアワードトーキョー丸の内 2018 木村絵理子賞など、 国内外の映画祭で受賞、美術展覧会で発表している。 

《Lake Louise》2015
pen and pencil on paper

キム・ガウン
Kim Gaeun


新しい「出会い」。そしてその出会いが、いつしか新しい「絆」に進む。
ークマとウサギの旅


出会いが絆につながるためには、お互いの絶え間ないコミュニケーションが必要である。私の作品世界で、ウサギとクマは異なる人格を有する二人を示している。この二つの異なる存在が出会い、共に旅をしながら彼らが結んだ絆を継いでいく方法を学び、時には旅の途中で新たな出会いや縁と向き合う。細かい線で表された空間と時間が織り成す作品は、それを眺める人々に、自分自身は果たしてどのような姿勢で人生に向き合っているのか、そしてウサギとクマが辿り着く終着の地 – 自分自身の終着の地 – はどこになるのか、という問いを絶えず投げかけている。

《Space Mehl》 2017
小麦粉、アルミ板、スピーカー、スペースサウンド

平山好哉
Yoshiya Hirayama


1984年横浜生まれ。2017年カールスルーエ州立ファインアート・アカデミー修了。 2018年より黄金町AIRに参加。映像、音、彫刻といった異なるメディアを複合させた総合芸術的な表現活動を行う。彫刻の制作によって得た造形感覚を頼りにしながら多様なメディアを用いた実験的な作品を制作している。近年は、音と映像を中心として状況や環境によって変化するインスタレーションを発表している。主な展覧会に 「OOO Object Oriented Ontology」(クンストハレ バーゼル、スイス、2018年)。 

《Atmosphere》  2020
瓶入りジュース、瓶入り醤油、瓶入りノンアルコールワイン、空き瓶、 綿糸、染色糸

近あづき
Azuki Kon


ニッター、造形作家。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科ファッションコース卒業。編み物手法を用いた立体作品制作と並行し、ファッションブランドへの作品提供、 サンプル・衣裳制作を開始。2014年より横浜・黄金スタジオを制作拠点とする。主な展示に、2010年 TWS-emerging141 「Childish Child」(東京・TWS本郷)、2021 黄金町バザール2021 サイドバイサイドの作り方(横浜)。近年は、黄金町芸術学校編み物教室を主宰。テキスタイルを用いたワークショップも多数行っている。

キュレーション:小川希 (Art Center Ongoing)

黄金町エリアマネジメントセンターでは、新型コロナウイルス感染症予防対策に取り組みながらイベントを開催します。

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【わたしたちの取り組み】
来場者およびスタッフの安全確保のため、以下の対策を実施します。
・手指消毒液の設置
・スタッフのマスク着用
・来場者が利用・接触する場所の清掃・消毒
・施設内の換気

高架下スタジオSite-Aギャラリー

住所|横浜市中区黄金町1-6先

アクセス|
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