Home 展覧会・イベント 黄金町AIRオープンスタジオ

2026/03/19(木)黄金町AIRオープンスタジオKoganecho AIR Open Studio

黄金町エリアマネジメントセンターには、国内外から多くのアーティストが滞在しています。
彼らは黄金町の特徴ある建物を制作スタジオとして活用し、日々制作活動を行っています。

今回のオープンスタジオでは、8つのスタジオが公開され、10名のアーティストが参加します。
路地を歩きながらアーティストの制作空間を訪れ、それぞれの世界に触れてみませんか。

多数のクリエイター、アーティストによるオリジナルグッズが集まる「のきさきアートフェア」、地域商店やパン、コーヒーが並ぶ「はつこひ市場」も同時開催。

The Koganecho Area Management Center hosts numerous artists from Japan and abroad.
They make full use of Koganecho’s distinctive buildings as studios, carrying out their creative practices on a daily basis.

This Open Studio will feature 8 studios open to the public, with 10 participating artists.
Why not stroll through the alleyways, visit the artists’ working spaces, and experience their worlds up close?

The “Nokisaki Art Fair” featuring original goods by many creators and artists, and the “Hatsukohi Marche” featuring local stores, bread, and coffee will be held at the same time.

開催概要

「黄金町AIRオープンスタジオ」
日程|2026年3月28日(土)、3月29日(日)
時間|11:00〜15:00
会場|各AIRアーティストのスタジオ
※参加無料、予約不要
※当日は各会場にてマップを配布いたします。


オープンスタジオツアーを開催します!
日時|2026年3月28日(日) 、2026年3月29日(日)
時間|13:30~(1時間ほど)
集合場所|高架下スタジオSite-Aギャラリー (横浜市中区黄金町1 丁目6先)
定員|10人
※参加無料、予約不要

Outline

“Koganecho AIR Open Studio”
Date|March 28, March 29, 2026
Time|11:00〜15:00
Venue|Each AIR artist’s studio
※Admission free / No reservation needed
※Maps will be distributed at each venue on the day.

Open Studio Tour
Date|March 28, March 29, 2026
Time|13:30~(approx. 1 hour)
Meet-up Venue|Site-A Gallery Beneath the Railways
Capacity: 10 people
*Free admission, no reservation required

Open Studio Map

①黄金ミニレジデンス A
Kogane Mini Residence A

レナ・アフラモワ Lena Aframova

レナ・アフラモワは、黄金町を拠点に活動するウクライナ系イスラエル人のアーティスト/キュレーターであり、長期滞在アーティストとして活動を続けています。彼女の作品は、身体と空間の関係を探求し、とりわけ感情、記憶、アイデンティティが、生きられた環境のなかでどのように形づくられるのかに注目しています。

THE ROOM は、エレナ・アフラモワが黄金町にて運営する、小さなインディペンデントのスタジオ兼プロジェクトスペースです。2023年以降、制作スタジオとしての機能とともに、展覧会、コラボレーション、キュラトリアルな実験のための柔軟なプラットフォームとして活動しています。

日本で20年以上暮らしてきたアフラモワの実践は、写真、文章、そして空間インスタレーションを通して、身体、記憶、空間の関係を探求しています。彼女の作品はしばしば身体的な知覚—身体の感覚、感情、個人的な記憶—から始まり、それらが徐々に物理的な環境の中で形をとっていきます。

スタジオ自体は川沿いに建つ、控えめな三階建ての建物です。アフラモワはこの場所を「身体に着るコートのように自分に合う空間」と表現しており、個人的なリズムや日常生活のスケールに寄り添っています。二階は執筆や対話のための静かな作業空間として使われ、一階と三階はコラボレーション・プロジェクトやキュラトリアルな実験のための展示スペースへと変化します。

②黄金ミニレジデンス H-1
Kogane Mini Residence H-1

正木絵里子 Masaki Eriko
*3月29日のみ参加

2009年に東京ガラス工芸研究所研究科を修了後、ガラスの仕事に携わりながら工芸的な側面で研鑽を重ねる。その傍ら、誰のためでもない自身のためだけの表現を探求してきた。

「私は完ぺきな女性ではない」という身体的な劣等感、またそれを自己肯定感に内包するコンセプト「私は私になる “I become myself”」を主軸に制作を展開している。最近主な作品発表として個展「浮かれるガラス #2 Ressurection (2024)、「黄金町バザール+上大岡バザール2025「通過中 We Meet Along the Way」」(2025)などがある。

2024年11月より黄金町アーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加中。

2026年、私は様々な場所や場面、人の中で変容する自分自身に着目した。それは、既存の性質を保ちながら周りに合わせて自由に形を変える能力であり、私の扱うガラスという素材にどこか通じるものを覚えた。

オープンスタジオではこの気づきから生まれた制作物の展示を行う(スタジオ1F)。スタジオ2Fでは雑然とした作業場をそのまま公開。3Fでは大岡川沿いの桜並木を上から眺めてください。

※訪れてくださる方へ:もう使わないけれど捨てられないガラスの器、または、割れたりひびが入ったガラス製品を無償でご提供いただける方はお持ちください。その物品との簡単なエピソードを伺います。そこから得たインスピレーションをもとに、新しい作品に仕上げます。
※個数は2つまで。あまりに大きいもの、高価なものについては要相談です。また、作家の制作物の一部になることを承諾の上でご提供いただけるものに限ります。

③黄金スタジオ B
Kogane Studio B

程仁珮(チェン・レンペイ)Cheng Jen-pei

台湾出身のアーティスト、程仁珮(チェン・レンペイ)は、過去2年間日本に拠点を置きながら制作活動を行っています。これまで10年以上にわたり、食文化やフードデザインに関するリサーチをもとに作品制作を行ってきました。
2014年以降、台湾、フランス・パリ、フィリピン、ベトナム、フィンランド、イタリア、韓国、日本、アメリカなど、各国で展覧会やアーティスト・イン・レジデンスに参加しています。
長期的なリサーチテーマとして、「移民と食文化の関係」を探究しています。

2026年3月のオープンスタジオでは、アーティストがフォトスペースを展開します。食べ物の彫刻や花、日本の装飾品を顔や身体の一部にのせて写真や動画を撮影する、ユニークで楽しい表現をご覧いただけます。本プロジェクトは、食の彫刻とフラワーアレンジメントによる幻想的なメイクアップのような試みです。

入場は無料で、どなたでもご自由にご覧いただけます。

また、ご希望の方には、アーティストが一人ひとりに合わせたスタイリングを行い、プロフェッショナルな写真撮影(現場でのディレクションを含む)を行う有料のプライベート撮影もご用意しています。

最新情報は、アーティストのInstagram(@chengjenpei)をご覧ください。

④黄金スタジオ A
Kogane Studio A

近あづき
生家が洋裁教室だったことから糸や布がある環境で育ち、編み物の技法を用いて立体作品を作り始める。2016年にギランバレー症候群発症により四肢麻痺となった経験から、環境の変化によって形を変えざる負えない事物に興味を抱き、その状態や感覚の変化をテーマに立体インスタレーション作品を制作している。

Anita Chang
空間照明デザイン会社でPR・企画ディレクターを経て、現在は空間デザインのプロジェクトマネージャー、プロデュースを行っている。2023年より黄金町アーティストインレジデンスに参加し、アートとデザインを横断する企画・制作を展開している。

黄金スタジオAは、空間デザイン等のプロジェクトマネージャー/プロデューサー、アーティストとしても活動するAnita Changとアーティスト・ニッターとして活動する近あづきの共同アトリエです。オープンスタジオ時以外も、『廊下の手芸屋』『黄金町芸術学校 編み物教室』としてオープンしています。お気軽にお立ち寄りください。

⑤山本アパート
Yamamoto Apartment

リム・ドヨン Doyeon Lim

リム・ドヨン(1997年生まれ)は韓国出身。韓国芸術総合学校にてビジュアルアートの学士号を取得後、2024年に同大学院で美術修士(MFA)を取得した。

彼女は、自分の国を指して「私たち(we)」という言葉を用いるときに生じるためらいや、どこか欠けているような、あるいは何かが残っているような感覚に注目している。個人と国家との関係、そして国と国の境界が狭まり、時に崩れていくことによって生まれる変化に関心を持ち、制作を行っている。現在は、横浜開港以降に発行されていた英字週刊新聞「THE JAPAN HERALD」を韓国語へ翻訳し、写真資料とともに再編集するプロジェクトに取り組んでいる。また、戦争のイメージをモチーフとした陶器モザイク作品の制作も行っている。

リム・ドヨンは、「古いメディウムである陶芸は、現代においてどのような意味を持つのか」という問いを探求している。身体を超克する方向へと発展することばかりを促す現代の価値観とは対照的に、陶芸は重さを持ち、人が地に足をつけて生きてきた長い時間を思い起こさせるメディウムである。

彼女は、陶芸が呼び起こす時間感覚や素材感覚が、現代の欲望を映し出す鏡になり得ると考えている。

Photo by Bacio Collective

アイス・ウォン・ケイ・シュエット Ice Wong Kei Suet

香港を拠点に活動するアーティスト、アイス・ウォン・ケイ・シュエットは、インスタレーション、映像、ドローイング、ライブアートなどを横断しながら制作を行い、とりわけ持続時間(デュレーション)に基づくパフォーマンスに焦点を当てている。彼女の実践は、人間関係に結びついた身体の記憶を再考し、共有される心理的な脆弱性を探求するものである。

ウォンは、日常の身体的な動きを重視し、それぞれを自身の人生の特定の瞬間と結びついた重要なものとして捉えている。これらの動きは、物や人、環境、場所との初めての出会いから生まれることもあれば、意識の中に蓄積された経験が、意図的あるいは無意識的に表出したものでもある。

黄金町での滞在中、アイス・ウォン・ケイ・シュエットは、書くこと、読むこと、描くこと、そしてパフォーマンスといった複数の手法を横断しながら、個人的な物語や内面的な記憶をたどり、書き換えていく実践を展開してきた。

オープンスタジオでは、スタジオ空間をテキストの断片やドローイングで満たす。独白は自身に宛てたオープンレターへと変換され、また、彼女の内面性を形づくってきた曖昧でありながらも印象的な対象がスケッチとして表現される。これらの要素は、滞在の終盤に発表される新作パフォーマンスへと結実していく。

黄金町における新たな出会いの中で、展開し、提示し、共有していくプロセスを通して、こうした親密な記憶から新たな意味が立ち現れていく。

⑥ハツネウィングA
Hatsune Wing A

スティーブ・フロスト Steve Frost

UBCで絵画と版画を専攻し、BFAスタジオ専攻の学士号を取得。バンクーバーを拠点とし、コラボレーションを通じて友好を深めるクリエーター集団「タサイ・ファウンデーション」の創設者兼エグゼクティブ・ディレクター。 

日本滞在中は、KocoGardenと呼ばれる進行中のプロジェクトを通して、参加型アートを探求している。参加型アートと日本のアートプロジェクトのコンセプトを取り入れ、スティーブのスタジオは、黄金町のアーティスト、スタッフ、近隣住民のための多感覚スペース、KocoGardenに生まれ変わった。

⑦ハツネウィングB
Hatsune Wing B

信耕ミミ Shinko Mimi

東京都出身。大学卒業後、働きながら独学でコマ撮りアニメ制作を始め、主に子供向けの作品を自主制作で作ってきました。近年は、アニメに落とし込めないアイデアが出始めたので、アーティストとしての活動も開始しました。黄金町での活動を通してこの先の自分のテーマを決めていきたいと思います。

今回は、アーティストがいつも取り組んでいる、いらないもので簡単にアニメを作る工程をご紹介します。そして、普段撮り溜めている写真とそこから発想した新作の構想についてもお話できたらと思います。

⑧ハツネウィング C-3
Hatsune Wing C-3

TQ_タケサワヒサミ   TQ_Takesawa Hisami

福井県生まれ、愛知県育ち。美術大学プロダクトデザイン専攻、Bゼミスクール、2002イメージフォーラム付属映像研究所アニメーションクラス第2期修了。デザイナー・アートディレクターとして宣伝美術・CM制作の傍ら、アートスペースの運営メンバー、東京・富山で地域アートプロジェクトに参加するなど。

2021・2023 BankART AIR 参加をきっかけに横浜でアーティスト活動を開始。LaunchPadGallery、象の鼻パーク 7SEEDSプロジェクト展、BdnkART ALIVE展など横浜市内のグループ展に参加。2025年7月より黄金町AIR参加。

「視る」ことの身体性と物質性を考える。臓器としての眼球を模倣するような現象や心象風景をとらえた、或いは、ふと映り込む風景に脳が反応してしまうそれぞれの視点を考える。古典落語「犬の目」を題材にした映像インスタレーションなど。 今回のオープンスタジオでは、ハツネウイングから八番館スタジオへの引越しの途中に生まれる、作品のみの空間が立ち上がります。吹き抜けの空間までハシゴで上ることもできます。

黄金町エリアマネジメントセンター

MENU