11月4日(金)

トークイベント《スザンヌ・ムーニー×港千尋「Being and the City」》

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『黄金町バザール2016』参加作家スザンヌ・ムーニーがあいちトリエンナーレ2016・ディレクターの港千尋氏をゲストに迎え、「Being and the City」というテーマのもと、都市とアート、都市と生活の関係性を探るトークを実施します。

スザンヌ・ムーニー(黄金町バザール2016参加アーティスト)
港千尋(写真家・著述家/あいちトリエンナーレ2016・ディレクター)
モデレーター:上野正也(NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター)

都市は、経済的、社会的、文化的にローカルでグローバルな拠点となることを目指して成長を続けています。私たちは住民として、そして同時にアートに関わる人間として、この環境に適応しながら生活しています。本トークでは、アートと都市に関わる現在進行形の話題を扱います。それは、政治的なものから、都市景観の中で得られる経験的な話題にまで及ぶでしょう。ゲストの港千尋氏(あいちトリエンナーレ2016ディレクター)は、あいちトリエンナーレのメイン会場のひとつである名古屋市長者町エリアについて、またアジアにおけるコレクティビズム(集団主義)について紹介します。企画者であるスザンヌ・ムーニーは、アーティストとして人工的なものと都市空間の関係性を探ってきた自身の実践を紹介すると同時に、都市に「いる」ことを選んだアーティストとして立ち上がる問題について話しをします。モデレーターとして、黄金町エリアマネジメントセンター上野正也が参加し、黄金町エリアでまちと建築に関わりながら実践してきた知識をもとに「Being and the City」というテーマに議論をつなげます。
日程2016年11月4日(金)
時間17時〜18時30分
会場高架下スタジオSite-D集会場(横浜市中区黄金町1-2番地先)
参加費無料
定員なし

スザンヌ・ムーニー Suzanne Mooney
1979年ダブリン生まれ、東京在住。2014年多摩美術大学博士課程修了、2005年アイルランド国立美術大学修士課程卒業。2009-2014年は文部科学省国賓留学生として来日し、Arts Council of IrelandやCulture Irelandなどからも賞金を受ける。最近、約3,500人の応募者の中からAesthetica雑誌の年間賞を受賞。2015年〜2017年、黄金町アーティスト・イン・レジデンス・プログラム。2005年近年の活動は、ビジュアルアーツの景観の表現を使うことによって、我々の住んでいる空間におけるグローバル化、都市化、技術の急速な発展の問題を反映させ、提示する。
[HP]www.suzannnemooney.com


港千尋 MINATO Chihiro
写真家・著述家
1960年神奈川県生まれ。写真家・著述家。NPO法人Art Bridge Institute代表理事。
多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)。早稲田大学政治経済学部卒業。2013年より国際交流基金国際展事業委員を務める。群衆や記憶など文明論的テーマをもちつつ、研究、作品制作、展覧会、出版、キュレーション等、幅広い活動を続けている。著作『記憶-創造と想起の力』(講談社/1996)でサントリー学芸賞、展覧会「市民の色」で伊奈信男賞を受賞。2006年に釜山ビエンナーレ共同キュレーターを、2012年に台北ビエンナーレ共同キュレーターを務める。2007年にはヴェネツィアビエンナーレ国際美術展日本館のコミッショナーも務めた。あいちトリエンナーレ2016 芸術監督。


上野正也 UENO Masaya 
1981年横浜生まれ。2006年に関東学院大学大学院を卒業後、環境デザイン研究所にて、福祉施設や保育園・幼稚園、遊具等の設計に従事。2009年よりNPO法人黄金町エリ アマネジメントセンターに所属し、まちづくりとコンバージョン、そして市民協働事業を担当。2011年より関東学院大学工学部建築学科非常勤講師を務めるとともに、横浜市立大学都市社会文化研究科博士後期課程に在籍し、創造都市論や創造性に着目した都市政策の研究を行う。2015年修了。

asia art week2016