先史時代から現代に至るまで、ヒトは長い間、ビーナス像を作り続けてきました。
ラブドールを加工して妊婦の体を作り、それを撮影して作品とする菅実花は、そんなビーナス像の歴史の現代における継承者であるともいえます。
今回のトークイベントでは、美術から解剖学まで幅広いテーマで批評活動を展開している布施英利氏をゲストに、菅が自身の作品やビーナス像の魅力について語ります。
菅実花アーティストトーク「ラブドールはクラーナハの夢を見るか」
日時|2017年10月22日(日)16:30〜17:30
場所|高架下スタジオSite-D集会場(横浜市中区黄金町1-2番地先)
ゲスト|布施英利(美術批評家・解剖学者)
アーティスト|菅実花
<ゲストプロフィール>
布施英利(ふせひでと)
1960年生まれ。美術批評家・解剖学者。東京藝術大学大学院博士課程修了(美術解剖学専攻)。東京大学医学部助手(解剖学)などを経て現在に至る。著作の数は50冊ほどある。近著に「わかりたい!現代アート」「人体 5億年の記憶」などがある。