開催概要/ディレクター/ゲストキュレーター

「仮想のコミュニティ・アジア―黄金町バザール2014」について

koganecho bazaar2014

『黄金町バザール』は「黄金町エリアマネジメントセンター」が横浜市中区黄金町エリアで地域のまちづくりに取組む「初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会」と協働で主催するアートフェスティバルです。

2008年より毎年開催してきた『黄金町バザール』は、京急線「日ノ出町駅」と「黄金町駅」の間の高架下スタジオを中心に、周辺の小規模 な建物や既存の店舗、空地などを会場に、まち一帯で様々なプロジェクトを展開してきました。これまで6年間にわたり、“コミュニティとアート ”をテーマに国内外のアーティスト、キュレーター、建築家合計約140組が参加しています。

今年8月より始まる「仮想のコミュニティ・アジア―黄金町バザール2014」は、これまでの実績や経験をもとに国際美術展として新しく生まれ変わります。「仮想のコミュニティ・アジア」をテーマに、ゲストキュレーター及び国内外の関係団体との共同、公募審査により選考されたアーティストの新作を黄金町の街中に展開し、横浜をアジアにおける文化の重要な発信拠点として位置づける試みです。
会期中は、黄金町で日常的に活動する黄金町のアーティストの展示の他、国際シンポジウムや演劇パビリオン、地域と共同で食に関わるイベントなどを開催する予定です。

開催概要

会期2014年8月1日[金]〜11月3日[月・祝]
休場日毎月第1・3木曜日
開場時間11:00〜19:00 ※一部夜間の展示を予定
会場京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」の間の高架下スタジオ、周辺スタジオ、既存の店舗、屋外、他
入場料・会期中有効のフリーパス 700円(中学生以下無料)※当日券のみ
・ヨコハマトリエンナーレ2014 連携セット券
[前売]一般 2,000円/大学・専門 1,500円/高校生 1,100円
[当日]一般 2,400円/大学・専門 1,800円/高校生 1,400円
※連携セット券で同時期に開催する「ヨコハマトリエンナーレ2014」と「BankART Life Ⅳ」にも入場できます。
※前売券の販売は4月25日(金)~7月31日(木)、当日券の販売は8月1日(金)~11月3日(月・祝)の期間となります。
※連携セット券の購入は黄金町アートブックバザールバザールバザール黄金町エリアマネジメントセンターで購入できます。
主催
認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター/初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会
共催横浜市
後援神奈川県/公益財団法人横浜芸術文化振興財団
協賛京急電鉄/アサヒビール株式会社/アサヒ飲料株式会社
協力神奈川県警察本部/神奈川県伊勢佐木警察署/公益社団法人横浜中法人会/日ノ出町町内会/初黄町内会/日ノ出町駅前A地区市街地再開発組合/Kogane­XLab.運営委員会/公立大学法人横浜市立大学/Art Center Ongoing/竹圍工作室/Chiang Mai Art Conversation/關渡美術館/KUNCI Cultural Studies Center/Mite­Ugro/98BCOLLABoratory/Outsiders Factory/ZeroStation/ヨコハマ創造都市センター
特別協力初黄日商店会
助成平成26年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業

東アジア文化都市2014横浜

主催
認定特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター/2014年東アジア文化都市実行委員会
助成平成26年度文化庁地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ

黄金町バザールディレクター
山野真悟

1950年福岡県糟屋郡生まれ。
1971年美学校加納光於銅版画工房修了。1970年代より福岡を拠点に美術作家として活動。1978年よりIAF芸術研究室を主宰、研究会・展覧会企画等をおこなう。1990年ミュージアム・シティ・プロジェクト事務局長に就任。これを契機に美術作家からディレクターに転身した。1990年より隔年で街を使った美術展「ミュージアム・シティ・天神」をプロデュース。その他にも「まちとアート」をテーマに、プロジェクトの企画、ワークショップ等を多数てがけた。1991年「中国前衛美術家展[非常口]」をプロデュース。2005年「横浜トリエンナーレ2005」でキュレーターに就任。2008年より活動拠点を横浜に移し、「黄金町バザール」ディレクターに就任。これまで6回開催。2009年黄金町エリアマネジメントセンター事務局長に就任、現在に至る。著書に『福岡のまちに出たアートの!0年 ミュージアム・シティ・プロジェクト1990-200x』(黒田雷児、宮本初音と共著)がある。

黄金町バザール2014ゲストキュレーター
原万希子

東京出身、現在カナダのバンクーバー在住。
2007−13年までバンクーバー国際アジアコンテンポラリーアートセンターのキュレーターを勤め、国内外のアーティストと数々の展覧会や、アートプロジェクトを企画、実施する。2014年黄金町バザールゲストキュレターに1月より就任。1993年に小倉正史と東京アートスピークを設立し、2005年まで不定期にバイリンガルのラウンドテーブルディスカッションの場を各所で企画開催。また2007年にカナダに移住するまでは東京をベースにインディペンデント・キュレターとして活動。また2001年、2005年の横浜トリエンナーレや、2003年の大地の芸術祭ー越後妻有トリエンナーレなどの国際展にコーディネーターとして関わる。近年は、坂口恭平、田中功起,リダ・アブドゥール、シャルミラ・サマント、ルイーズ・ノグチ、砂山典子、ラニ・マエストロ、ハウイ・ツイ、ヨンヘーチャン重工業の個展企画開催、また須田悦弘、小倉正史、ポール・ド・グズマンのコラボレーション展や、ノブオ・クボタ、林一林(リー・イーリン)のパフォーマンスを企画実施。2009年にはトロント市のスコッシア銀行ヌイ・ブロンシュのキュレーターを勤める。90年代より、アート雑誌、展覧会カタログなどにテキストを執筆。近著は、『ミューテーション:写真の視座』(2011年、フランス、ステイドゥル社)や『インスティテューション・バイ・アーティスト』(2012年、フィリップ・エディション、カナダ)など。現在、『リアクショナル・エシック』というコンセプトで著書を執筆中。