シンポジウム「まちに出たアートはどこへ向かうのか?」
9/16(土)、 9/17(日)、9/18(月)

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1980年代から90年代にかけてホワイトキューブからまちに出たアートは、現在、その目的や運営形体を多様化させながら日本各地においてコミュニティに根ざした芸術活動として今も広がりをみせ続けています。本シンポジウムでは、アートがなぜまちに出たのか振り返るとともに、行政や民間との連携の問題を始めとした、現在のアートとそれをとりまく状況について課題を共有し、アジアを視野に入れた文脈から「まちに出たアート」のこれからの可能性について議論します。

シンポジウム「まちに出たアートはどこへ向かうのか?」開催概要
日 程|2017年9月16日(土)〜18日(月・祝)
会 場|高架下スタジオSite-D集会場(横浜市中区黄金町1-2番地先)
入場料|黄金町バザール2017パスポート(700円)
助 成|平成29年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業

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【プログラム1:地域アートの現在】

日本各地に広がるアートプロジェクトや芸術祭は、その多くが行政機関やコミュニティと協働しながら展開されています。日本における地域アートの位置付けとは一体どのようなものなのでしょうか。現在国内で開催されているプロジェクトの事例紹介とともに、その課題や展望について議論します。

日時|9月16日(土)15:00〜17:00
登壇者|芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)
    藤田直哉(批評家、二松學舎大学・和光大学 非常勤講師)
進行|窪田研二(インディペンデントキュレーター、黄金町バザール2017ゲストキュレーター)

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【プログラム2:アジアからみた「まちに出たアート」の可能性】

1990年代にアートがまちに出ようとする試みと並行するように、日本はアジアの現代アートとの出会いを経験しました。異なる文化的背景をもつアジアでもまた、現在の日本の地域アートと同様にコミュニティとの関係の中で課題解決のための役割をアートが担っていました。グローバル化が進む社会のなかで、国や地域を越えた協働の在り方や可能性について考えます。

日時|9月17日(日)13:00〜18:00 ※逐次通訳あり
登壇者|イ・ジョンヒョン(653芸術商会ディレクター/韓国)
ロイ・ヴォラージェン(キュレーター、詩人/オランダ、インドネシア)
リン・チンイ(ナショナル・ギャラリー・シンガポール キュレーター/シンガポール)
ウ・フェイチェン(ARTFIELD ディレクター/台湾)
進行|平野真弓(キュレーター、98B COLLABoratory)

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【プログラム3:まちに出たアートはどこへ向かうのか?】

アートがまちへ出ようとする試みは、なぜ時代が変わった今もなお様々な地域に急速に増え続けているのでしょうか。初期のプロジェクトの思想と活動を振り返るとともに、地域や行政とのパートナーシップについて議論し、今後の展望について語ります。

日時|9月18日(月・祝)14:00〜17:00
登壇者|北川フラム(アートディレクター)、山野真悟(黄金町バザールディレクター)
進行|佐脇三乃里(黄金町エリアマネジメントセンター)

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